SSブログ

パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト [映画]

映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』を観た。2003年に公開され世界的に大ヒットした『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』の続編。ゴア・ヴァービンスキー監督作品。

-------
呪われた海賊バルボッサとの壮絶な闘いを乗り越え、再びブラックパール号の船長となったジャック・スパロウ。彼は幽霊船フライング・ダッチマン号の船長デイヴィ・ジョーンズとの“血の契約”により、魂を奪われようとしていた。ジャックはその事態を打開するべく、ある鍵の行方を追い始める。一方、結婚式を挙げようとしていた青年ウィルと総督の娘エリザベスは、ジャックを逃がした罪で投獄されてしまう。その罪から逃れるために、再びジャックのもとへと向かうことに・・・・。
-------

基本的に2は3に繋げるためのものになっているので、ストーリーも合わせて観ないとなんとも云いがたいのだが・・・・(だから3の前に2を観たのだった)。おもしろいことはおもしろいと思う。誰もがぷぷっと笑えるようなわかりやすい小ネタがところどころあったし。でも先にも書いたように、この作品だけで評価しようとするとどうしても難しい。もしもコレだけを映画館に観に行ったヒトがいたら怒るだろうなぁって内容。何も終わってないし、すべて中途半端。正直ジョニー・デップが演じたジャック・スパロウとゆうキャラクターがいなければ辛い作品だったと思う。1のときも彼はとても魅力的だったけれど、今回もやっぱりいい。欲を云えばもっと活躍してほしかった。ウィルを演じたオーランド・ブルームもかっこよかった。が、エリザベスを演じたキーラ・ナイトレイはちょっと・・・・。エリザベスってこんな性格だったっけ?と思うくらい嫌な女になっていた(もちろん演技でだけど)。とにかく3を観なくてはこの作品の本当の評価はできないと思うので、明日にでも観に行ってきます。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

THE JUON/呪怨 [映画]

映画『THE JUON/呪怨』を観た。ジャパニーズ・ホラー『呪怨』シリーズのハリウッド・リメイク版。清水崇監督作品。

-------
東京の大学で福祉を学ぶ留学生のカレンは、ケア・センターでボランティアをしていた。ある日突然連絡が取れなくなったヨーコの代わりとしてとある一軒家へ行く。声をかけても応答のない家に恐る恐る足を踏み入れてゆくと、そこには痴呆の老婦人が横たわっていた。ただならぬ気配を感じ取るカレンだが・・・・。
-------

基本的にはオリジナルそのままのストーリー。なのだが、オリジナルではわかりにくかった部分をハリウッド向けにわかりやすくしているような感じで、個人的にはこっちのほうがずっといいと思った。舞台が日本なのに主演はサラ・ミシェル・ゲラーで、会話がカタコトの日本語だったり英語だったりとゆうのは確かにビミョーな雰囲気で、設定にも無理があるだろうと思ったが、“伽椰子”が“伽椰子”のままで“俊雄”も“俊雄”のままで、そこはこだわってくれたのがよかった。この役はやはり日本人が演じてくれないと怖さが半減してしまう。音や演出でびっくりするお化け屋敷のような作品。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

ザ・リング2 [映画]

映画『ザ・リング2』を観た。中田秀夫監督作品。

-------
あれから半年後。小さな田舎町へと引っ越してきたレイチェルとエイダン母子。レイチェルはそこで地元紙の記者の職に就き、新たな生活をスタートさせる。ところが平穏な日常も束の間、少年の怪死事件が起こる。再びあの“ビデオテープ”の恐怖が蘇るレイチェル。そんな矢先、エイダンの様子に異変が起き始める。
-------

本作は『ザ・リング』の続編で、日本版の続編とは関係なく、ハリウッドで新たに書き下ろされた完全オリジナル・ストーリー。とゆうことで、『リング』とは全くの別物。つーかすでにこのタイトルにする意味もない気がする・・・・。途中からビデオテープ関係なくなってるし・・・・。結論から云えば、たいして怖くない。日本版の貞子のようなじわじわくる恐怖がサマラにはないし、ストーリーもいかにもハリウッド的なホラーとゆう感じ。これはこれでいいのかもしれないけど、『リング』ではないよなぁと思った。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

フォーン・ブース [映画]

映画『フォーン・ブース』を観た。ジョエル・シューマカー監督作品。

-------
マンハッタン、タイムズスクエア。ある日スチュは、1台の電話ボックスに立ち寄り、結婚指輪を外してクライアントの新進女優パメラに電話を掛けた。スチュは彼女をモノにしようとしていたが、上手くいかずに受話器を置く。電話ボックスをあとにしようとしたそのときベルが鳴り、思わず受話器を取ってしまうスチュ。すると電話の主は、“電話を切ったら殺す”と脅迫してきたのだった。
-------

全編ほぼ電話ボックスの中だけで展開するとゆうアイデアはおもしろい。画面にはたいした動きがないのに登場人物もたくさんで、ストーリーもちゃんと成り立っていると思う。でも、やっぱりひとつの作品として観たとき、これはどうかと。映像に深みもないし、第一センスがない。ウソで塗り固められた人生を生きるどうしようもないダメ男の主人公が、電話の主によって自分に正直になるとゆうのはおもしろいけれど、こうゆうダメ男は世の中にいっぱいいそうだし、なんでスチュなのかがわからない。アイデアだけで、あとは勢いで作っちゃったなとゆう印象。ちなみに制作費1000万ドル、撮影日数10日だそうです・・・・。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:映画

インファナル・アフェア [映画]

映画『インファナル・アフェア』を観た。監督はアンドリュー・ラウとアラン・マック。

-------
ストリート育ちの青年ラウは香港マフィアに入ってすぐ、その優秀さに目を付けたボスによって警察学校に送り込まれる。一方、警察学校で優秀な成績を収めていた青年ヤンは突然退学。彼は、警視に能力を見込まれマフィアへの潜入を命じられたのだった。ある日警察はヤンから大きな麻薬取引の情報を受け取る。しかし警察の包囲網はラウによってマフィア側に筒抜けとなっていた。検挙も取引も失敗に終わったことで、警察、マフィア双方がスパイの存在に気づいてしまう。
-------

ハリウッド史上最高額でリメイク権が落札された作品(『ディパーテッド』はこれのリメイク版)とのことで期待して観た。確かにストーリーは秀逸だし、脚本もおもしろい。派手なアクションはないけれど、主役2人の心の葛藤が丁寧に描かれていて好感がもてる。緊迫感のある演出で、誰がイヌなのか、最後に勝つのは善なのか悪なのか?、ドキドキしながら観た。ところどころ展開が雑とゆうか、細かな荒さも目立つが、まぁそこは主役2人の演技力でカバーかなと。ヤンを演じたトニー・レオンの繊細さとラウを演じたアンディ・ラウの冷徹さ。その対比がよかった。善はどんなに悪の中にまみれようともやはり善であり、悪は善になろうとしてもやはり悪にしかなりえない・・・・のかな?


nice!(1)  コメント(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

バベル [映画]

映画『バベル』を観た。アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督作品。

-------
モロッコ。山羊飼いのアブドゥラは知り合いから一挺のライフルを買い、それを息子のアフメッドとユセフに与えた。遊び半分で射撃の腕を競い合う兄弟。そして、弟のユセフが一台のバスに向かって引き金を引く。そのバスには、一組のアメリカ人夫妻リチャードとスーザンが乗り合わせていた。彼らはある哀しい出来事が原因で旅行に来ていた。銃弾はスーザンの肩を直撃。リチャードは血まみれの妻を抱え、医者のいる村へと急ぐ。一方、夫妻がアメリカに残してきた幼い子供たちマイクとデビー、彼らの面倒をみるメキシコ人の乳母アメリアは、息子の結婚式に出席するためメキシコへと向かう。日本。妻が自殺して以来、父娘関係が冷えきっているヤスジローと聾唖の娘チエコ。チエコは満たされない日々に孤独と絶望を募らせていた。やがてモロッコの事件で使用されたライフルの元の所有者として、ヤスジローの名前が浮かび上がる。
-------

タイトルの『バベル』は、旧約聖書の創世記に記されたバベルと呼ばれた町の物語からきている。オープニングから緊張感のある映像にドキドキした。その緊張感は途切れることなくラストまで続く。銃を手に入れたモロッコの山羊飼いの少年。モロッコを旅しているアメリカ人夫婦。幼い子供たちとメキシコ人の乳母。銃の元所有者である日本人の父と聾唖の娘。全く接点がないと思われる孤独な魂たち。それが一発の銃弾によってつながりを持ち始める。4つに分かれたストーリーが時間を前後させたりしつつ、それぞれ展開してゆく。ちょっとわかりづらいと感じるかも。でもその一見バラバラに見えるストーリーの断片を、パズルのように組み合わせてゆくのが楽しい。でも内容は重い。世界にはいろいろな壁がある。国境。政治。差別。言葉が違うだけではなく、自分の常識が通じないだけではなく、もっと深い部分で。ヒトは自分と違う存在との間に壁を作りたがる。それは夫婦や親子であっても。とても近しいヒトとさえもわかりあうのは難しい。派手な演出があるわけではないし、オチがあるわけでもない。1から10まであったとして、作品の中では7くらいまでしか見せないで、あとは観客が自分で考えて、自分なりの解釈で観る。そんな作品なのかなと思った。いっぱい考えさせられたし、いろんな解釈ができるなぁと思った。賛否両論になるのもわかる気がする。個人的にはすごく好きな作品である。出演している俳優さんたちもみんないい演技をしていてよかったと思う。話題になっていた菊地凛子さんもスゴイ演技力だなと思った。高校生には見えないかもだけど。


nice!(3)  コメント(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

ビッグ・フィッシュ [映画]

映画『ビッグ・フィッシュ』を観た。ティム・バートン監督作品。

-------
出産間近の妻と幸せに暮らすジャーナリストのウィル・ブルーム。彼の父エドワードは自分の人生を幻想的な話として語り、聞く人を楽しい気分にさせる名人だった。しかしウィルはそんな父に反発していた。そんなある日、母から父の病状が悪化したとの報せを受け、ウィルは妻を連れて実家へと向かう。病床でも相変わらずホラ話を繰り返す父と、父の本当の姿を知りたいと願う息子の溝はなかなか埋まらなかった。
-------

正直、最初はこのストーリーの良さがイマイチわからなかった。ほんとなのかウソなのかわからないような話を延々とする父と、父の本当の姿を知りたいと願う息子。お互いのことを嫌いなわけではなく、歩み寄りたい気持ちはあるのに、なかなかふたりの溝は埋まらない。父が語るストーリーは、奇想天外、冒険に次ぐ冒険の連続で、とても楽しいものである。でも息子がうんざりする気持ちもなんとなくわかるのだ。そりゃあ子供のころは楽しかったかもしれないけど、さすがに大人になってからも聞かされるのは・・・・ね。それに現在の病気で寝たきりの父と、過去の若いころの父親があまりにも落差があるとゆうか、ふたつのストーリーが交互に出てくるのでなんだか集中できず・・・・。ティム・バートン監督の作品はすごく好きだし、あまりにも現実離れしたファンタジーではなく、現実と幻想のちょうど中間くらいのほどよいファンタジーみたいな雰囲気はすごく良かった。魅力的なキャラクターもたくさん出てきて、観ていて楽しいし、ワクワクするような要素もたくさん。結局それが真実だろうがウソだろうがそんなことはどうでもよくて、ヒトをしあわせな気持ち、楽しい気持ちにさせることができるかどうかが問題なんだと思った。ラストは感動した。


 


nice!(1)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR [映画]

映画『ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR』を観た。ロシア国内で歴代興行記録を塗り替える大ヒットとなった作品。原作はセルゲイ・ルキヤネンコのベストセラー小説。

-------

この世は太古の時代より“光”と“闇”の勢力に分かれ、激しい対立を繰り返していた。そして人間でありながら特殊な能力を持ち、異種と呼ばれる者たちがいた。およそ1000年前、このまま戦闘が続けば全滅が避けられないと判断した光の王ゲッサーと闇の王ザヴロンは休戦協定を結び、以降異種に目覚めた人間は、光と闇のどちらに入るか本人が決めることになった。そして、闇の行動は光の監視人“ナイト・ウォッチ”によって、反対に光の行動は闇の監視人“デイ・ウォッチ”によってそれぞれ常時監視され、両勢力の微妙な均衡は保たれてきた。現代。ナイト・ウォッチとして活動するアントンは、闇のヴァンパイアに狙われた少年の救出に向かい地下鉄に乗り込む。彼はそこで何者かの呪いを意味する空気の渦が頭上に出来ている女性を目にする。

-------

 

ロシアですごい大ヒットした作品とゆうことで期待して観たのだが・・・・。うーん。映像はなかなか凝っていておもしろかったが、それだけ。ストーリーはありふれているし、“光”と“闇”の区別がつきにくく、わかりづらい。特に前半はさっぱりわけがわからず・・・・。途中からようやくストーリーがわかってきてちょっとおもしろくなってきたけど・・・・。ちなみに続編(『デイ・ウォッチ』)もあるようだ。

 


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:映画

アイランド [映画]

映画『アイランド』を観た。マイケル・ベイ監督作品。

-------
近未来。大気汚染から守られ、管理の行き届いた安全で快適なコミュニティで暮らすリンカーン。彼やその他の住人にとっての夢は、地上最後の楽園といわれる“アイランド”へ行くこと。その抽選会に人々は一喜一憂する毎日だった。ある日、リンカーンは換気口から入ってきた一匹の蛾を見て、ある疑念を抱く。独自に調査を進めるうち、彼は真実にたどり着く。“アイランド”などないことを。そして、自分たちは保険契約を結んだクライアントへ臓器を提供するために生かされているクローンなのだとゆうことを・・・・。
-------

リンカーンたちの生活している管理されたコミュニティやジェットバイク(?)など、おぉと思うような一見よくできた近未来的な映像もあったが、ところどころヘンに現実的な映像もあって(これはわざとそうしたのかもしれないが)、中途半端な印象。いったい今から何年後くらいの設定なんだろう。そのへんを気にしなければ結構楽しめる作品だと思う。ストーリーもまぁまぁおもしろいと思ったし、カーアクションなどはすごい迫力でさすがと思った。やり過ぎだろってとこもあったけど。リンカーンを演じたユアン・マクレガーとジョーダンを演じたスカーレット・ヨハンソンもすごく役にあっていて、人間臭さのない美男美女とゆう雰囲気がよかった。


nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

ネバーランド [映画]

映画『ネバーランド』を観た。永遠の名作“ピーター・パン”誕生にまつわる物語を描いた作品。監督はマーク・フォースター。

-------
1903年のロンドン。新作の不評で気落ちしていたジェームズ・バリは、愛犬と散歩に向かった公園で若い未亡人のシルヴィアと彼女の4人の幼い息子たちと出会う。少年たちと仲良くなったジェームズは、中でもどこか冷めた物言いで少年らしさの見られない三男のピーターにを気に掛けるようになる。やがてジェームズとシルヴィア親子との交友が深まっていく一方、ジェームズの妻メアリーは疎外感を強め、夫婦の仲は悪化していく。そんな中、ピーターに自分の少年時代を重ねて見るようになったジェームズは、その思いを新作劇の中で表現しようとする。
-------

誰もが知っている『ピーターパン』の物語がどのようにして生まれたのか、それがこの作品の大きな流れではあるのだけれど、そこにはファンタジーだけではなく、生と死、夫婦間のビミョーな温度差、家族の絆などが描かれている。幼い頃、兄に先立たれたバリ。夫に先立たれたシルヴィア。父を失い、また母を失うのではとの不安を胸に秘める子供たち。死んだ者たちは年を取らないことから、大人にならないピーターパンは死者の象徴であり、ネバーランドは死者が行き着く世界ともとれる。それがストーリーの中にうまく組み込まれていて、ファンタジーではあるけれど、ファンタジーだけではない、とてもリアルな人間の根源みたいなものを感じた。鮮やかな色彩もとても印象的だった。ジェームズ・バリを演じたジョニー・デップはやっぱりさすがとしか云いようがない。大人になりきれないオトナであるバリを自然に演じていた。シルヴィアを演じたケイト・ウィンスレットもなかなかよかったと思う。そしてピーターを演じたフレディ・ハイモア。子役ながらすばらしい演技力だった。


nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。