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アビエイター [映画]

映画『アビエイター』を観た。マーティン・スコセッシ監督作品。実在したアメリカの大富豪ハワード・ヒューズの半生を描いた伝記ドラマ。

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亡き父の事業を引き継ぎ大富豪となったハワード・ヒューズ。彼は、その莫大な財産を全て注ぎ込み、映画『地獄の天使』の製作に着手。30年に同作を完成させると大ヒットを記録し、ハワードは一躍ハリウッド・セレブの仲間入りを果たす。その後も次々とヒット作を生み出す一方、航空会社TWAを買収し、自らの操縦で世界最速記録を次々と更新。こうして順風満帆な人生を謳歌するハワードだったが・・・・。
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ハワード・ヒューズの名前くらいは知っていたが、どうゆうヒトだったのかとゆうのをこの作品ではじめて知った。最初のうちはふ~んとゆう感じでそれほど興味もなく観ていたのだが、ストーリーが進むにつれて精神的に追い詰められて破綻してゆくハワードの凄まじい狂気が画面から滲み出るようで、観ているこっちが痛かった。飛行シーンなどの迫力もすごかった。ハワード・ヒューズを演じたレオナルド・ディカプリオの演技力を改めて実感。確かにレオは童顔で声も高いからあまり重みのある役とか似合わないけど、ハワード・ヒューズの繊細で神経質なとこ、潔癖症なとこなど、すごく細かいところまで完璧に演じきっていたと思う。まさに熱演。同じくらい、もしくはそれ以上にすごかったのがキャサリン・ヘプバーンを演じたケイト・ブランシェット。完全に役になりきっている。姿、立ち居振る舞い、言葉や顔の表情など、ひとつひとつが自然で、それでいて印象的。彼女がそこにいるだけでなんか雰囲気が違う。すごい女優だ。ラストはちょっとあっさりし過ぎていて残念だったけど、3時間とゆう長い時間もそれほど感じずに最後まで観ることができた。


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モンスター [映画]

映画『モンスター』を観た。パティ・ジェンキンス監督作品。アメリカ犯罪史上初の女性連続殺人犯として人々を震撼させたアイリーン・ウォーノスの真実の姿に迫る衝撃の実録サスペンス・ドラマ。

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1986年、フロリダ。男に身体を売る生活に疲れ果て、自殺する覚悟を固めたアイリーン・ウォーノス。有り金を使い果たそうと飛び込んだバーで、彼女は一人の女性セルビーと出会う。同性愛の治療を強制されフロリダにやってきたセルビーもまたアイリーンと同じように社会からの疎外感を抱いて生きていた。初めて自分を偏見なく受け入れてくれる人物と出会ったと感じたアイリーンは、セルビーとともに暮らし始める。お金が必要になった彼女は、再び客を取るため道路脇に立つのだが・・・・。
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実話である。こんなに哀しく重いストーリーが実話だなんて。観てるだけで苦しくなってくる。アイリーンの生きてきた道は、あまりにも残酷で、ツライ出来事の連続だった。もちろんだからといって殺人を繰り返してしまった彼女を肯定するわけではないけれど。でも、たったひとつの愛のために愚かな過ちに手を染め、堕ちていってしまった彼女に同情せずにはいられない。最後の法廷のシーンがよけいに哀しい。それにしてもアイリーンを演じたシャーリーズ・セロンはスゴイ。あんなに美人の彼女が役作りのために体型までも変えて、文字通り体当たりの演技を見せている。歩き方やしゃべり方までアイリーンになりきっている。すごい迫力。セルビーを演じたクリスティーナ・リッチもすごく役に合っていてよかったと思う。


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フル・モンティ [映画]

映画『フル・モンティ』を観た。ピーター・カッタネオ監督作品。

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イギリス北部のシェフィールド。かつて鉄鋼業で栄えた街は、今では失業者の溢れる寂れた街と化していた。幼い息子の養育費を払う事が出来ずに共同親権を失いそうなガズもそんな失業者のひとり。ある日親友のデイヴと共に男性ストリップショーに紛れ込んだガズは、自分たちでもストリップをすれば金を稼げるのではないかと考え、仲間を集めて練習を開始する。
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失業者があふれる街でいい年したオッサンたちが男性ストリップを披露するために奮闘する。その設定だけでおもしろい!!と思ったのだが、ただおもしろいだけでなく、ひとりひとりの愛すべきキャラクター、切なくなるようなエピソードなど、ちゃんと描くところは描いているところが素晴らしい。主人公のガズは職なし金なしで息子の養育費も払えない典型的ダメ男。でも息子への愛情は深い。またその息子がすごくいい子で、そんな父親を情けないと思いながらもちゃんと父親の気持ちをわかっていて、時には支えとなり彼を助けようとするのだ。暗く重たい現実を背景にしつつも明るいストーリーがいい。特にガズを演じたロバート・カーライルはダメ男にぴったり(褒め言葉)で、最高にかっこよかったよ。


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ペイ・フォワード 可能の王国 [映画]

映画『ペイ・フォワード 可能の王国』を観た。ミミ・レダー監督作品。

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中学1年生になった最初の日、社会科のシモネット先生が出した課題は、“この世界を良くするためには何をしたらいいのか?”とゆうこと。そして、トレバー少年が思いついた方法は、“ペイ・フォワード”――人から受けた好意を別の人へ回す――というものだった。
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ひとりの少年が思いついた世界を変える方法、それが、“ペイ・フォワード”――人から受けた好意を別の人へ回す――。最初はホームレスの男の人、そしてイジメられてる友達、心に傷を持った先生、アル中の母。少年は世界をクソだと思っている。実際に世の中はいいことばかりではない。とゆーか、悪いことばっかりに見える。世界を変えようとどんなに少年ががんばっても、それはそんな簡単なことではないし、やっぱり世界はクソにしか見えないのだ。でも。小さなことだけど、少年のしたことがきっかけとなって、世界は変わっていく。その過程がいい。この作品は2つの時間軸があって、ある地点で過去が現在に追いつくようなちょっと変わった構成になっている。トレバー少年のストーリーと、善意を受けた記者が、これをはじめた人は誰なのかを遡っていくストーリー。そのふたつのストーリーが重なり、ラストへ・・・・。ラストは賛否両論だろうなぁ。私はそれはちょっとないだろうと思った。結局のところ、世界はクソなのか、どうなのか。それは観た人の判断に委ねられるのだろう。それほど期待してなかった作品だけど、私は泣いちゃったよ。トレバーを演じたハーレイ・ジョエル・オスメントくんの演技ももちろんいいけど、やはりシモネット先生を演じたケヴィン・スペイシーの演技がよかったなぁ。胸にしみた。アル中の母親を演じたヘレン・ハントもよかった。


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イン・ハー・シューズ [映画]

映画『イン・ハー・シューズ』を観た。カーティス・ハンソン監督作品。

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スタイル抜群で美人のマギーは、難読症というハンディキャップがコンプレックスとなっている。一方姉のローズは弁護士として成功しているものの、自分の容姿に自信が持てずにいた。定職にも就かず、ローズの家に居候していたマギーは、ある時、ローズの留守中に訪ねてきた彼女の恋人とベッドにいるところをローズに見られ、怒ったローズに家を追い出されてしまう。どこにも行く当てのないマギーは、仕方なく亡くなった母方の祖母エラのもとを訪ねる。そして、彼女が世話役をする老人たちの施設で働かせてもらうことに・・・・。
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それぞれにコンプレックスを抱える姉妹。近い存在だからこそ、ぶつかることもある。私はひとりっ子なので、兄弟姉妹がいるとゆうのがどうゆうものなのか理解するのは難しいが、この作品を観て、姉妹ってきっとこんなふうなんだろうなと思った。特に女同士ってたとえ姉妹でもライバルになりやすい気がするし、逆にタッグ組んだら最強みたいなとこあるんだろうなと思う。マギーとローズの関係は、姉妹でありながら友人でもあり、そんな関係がちょっとうらやましくも思えた。実際にこんな妹(または姉)がいたら目の上のたんこぶ以外の何者でもないと思うけれど。後半マギーがエラのもとで少しずつオトナの女性へと変化していく様子が観ていて微笑ましい。老人たちの会話がまた楽しい。こんなおじいちゃんおばあちゃんほしいよ。同じ頃、ローズも自分を心から愛してくれるヒトとの新しい恋愛によってどんどんキレイになってゆく。恋愛パワー恐るべし。つーかもともとローズ役のトニ・コレットは美人なんだけどね。マギーを演じたキャメロン・ディアスはさすがにスタイル抜群で、役にぴったりだった。エラ役のシャーリー・マクレーンも年はとったけれど、すごくステキなおばあちゃんを自然に演じていたと思う。心がほんわかとあったかくなるいい作品だった。


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M:i:Ⅲ [映画]

映画『M:i:Ⅲ』を観た。ミッション・インポッシブル・シリーズの第3弾。監督はJ・J・エイブラムス。

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超一流のスパイとして活躍したIMFのエージェント、イーサン・ハント。現在は引退し、教官として優秀なスパイの育成に務めていた。私生活でもフィアンセのジュリアとの結婚を控えていた。ある日、イーサンのもとにIMFから新たなミッションが届く。教え子である女性エージェント、リンジーが悪の組織に拘束されてしまったのだ。さっそく仲間と共に救出へ向かうイーサンだが・・・・。
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このシリーズはずっと観ているが、毎回全然違う雰囲気なのがおもしろい。やっぱり監督が違うとこうも違うのだなと興味深い。それはそれとして。今作は、とにかくアクションがすごい。ストーリーはありきたりな展開で、もはやスパイ映画なのかもアヤシイ(つーかスパイ映画じゃない?)とゆう感じではあるが、娯楽映画としての要素てんこ盛りで、思ってたよりも楽しめた。トムは相変わらずかっこよかったよ。


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箪笥-たんす- [映画]

映画『箪笥-たんす-』を観た。キム・ジウン監督作品。韓国の古典怪談『薔花紅蓮伝』がベースになっている。

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韓国ソウル郊外。ある日、スミとスヨンの姉妹は長い入院生活を終え、静かに佇む一軒家に帰って来た。2人を笑顔で迎える継母のウンジュだが、新しい母親に対し、姉妹は嫌悪と警戒心を抱く。その夜、部屋で何者かの気配を感じて怯えるスヨンを優しく抱きしめるスミ。スミのほうもその晩悪夢にうなされる。以来家の中では怪奇現象が頻発、ウンジュと姉妹の対立も深まるばかりだった。
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最初のうちは何がなんだかわからない展開で、正直混乱した。ところどころ観たことあるようなシーン(ホラーにはありがちな)があり、たぶん日本のホラーも研究したんだろうなと思わせる。怖いシーンもそこそこある。貞子みたいな霊はこの作品にはいらなかったな。ストーリーがとても凝っていて、ミステリー的な謎解きを楽しめる部分もあり、そうゆう意味ではとてもよくできていると思った。最後まで観て、ようやくオチがわかってあぁと納得できる。そうゆう作品。


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ミュンヘン [映画]

映画『ミュンヘン』を観た。スティーヴン・スピルバーグ監督作品。原作は、暗殺部隊の元メンバーの告白を基にしたノンフィクション『標的(ターゲット)は11人 モサド暗殺チームの記録』。

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1972年9月5日未明、ミュンヘン・オリンピック開催中、武装したパレスチナのテロリスト集団がイスラエルの選手村を襲撃、最終的に人質となったイスラエル選手団の11名全員が犠牲となる悲劇が起きた。これを受けてイスラエル政府は犠牲者数と同じ11名のパレスチナ幹部の暗殺を決定、精鋭5人による暗殺チームを秘密裏に組織する。チームのリーダーに抜擢されたアヴナーは祖国と愛する家族のため、ターゲットを確実に仕留めるべく冷酷な任務の遂行にあたるのだが・・・・。
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実際にあった事件が元になっている作品とゆうこともあり、内容的にはとても重い。ある程度中東問題やこのミュンヘン事件についても知らないとこの重厚なストーリーについていけないのではと思う。原作を読んでから観るともっとよくわかるのかもしれないが、読んでない私は途中何度かわからなくなったりした。でも監督が伝えたかったメッセージはなんとなくわかった。テロに対する報復。報復に対する報復。血で血を洗うような殺しの連鎖。いつまでたっても終わることはない・・・・。ヒトを殺すとゆうこと。それがどうゆうことなのか。国のため、家族のためにする殺しは正義なのか。そんなことがぐるぐると頭の中を駆け巡っていた。緊迫感のある演出も見事で、とても見応えのある作品だった。


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ファイヤーウォール [映画]

映画『ファイヤーウォール』を観た。

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コンピュータ・セキュリティの専門家ジャック・スタンフィールド。自身が勤めるランドロック・パシフィック銀行で鉄壁のセキュリティ・システムを作り上げ、誰もが羨む快適な暮らしを送っていた。冷徹な男ビル・コックス率いる強盗グループがそんなジャックに目を付ける。彼らはジャックの家族を人質に取ると、ランドロック・パシフィック銀行から1億ドルを指定の口座へ移し替えるよう脅しをかけてきたのだった。
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脚本も演出もまぁまぁの出来で、最後まで楽しめた。が、やはりジャックを演じたハリソン・フォードの老いは隠せない。アクションがんばってるなーと思ったけど、そのがんばってる感が苦しい。いくらなんでもそれはちょっとないだろうとゆうような展開で、ストーリーにもちょっとムリがある。でもわかりやすいし、細かいことを気にせず楽しむにはちょうどいい作品だと思った。


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交渉人 [映画]

映画『交渉人』を観た。

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ダニー・ローマンは、凄腕の交渉人。だが殺人の濡れ衣を着せられたローマンは、内務捜査局のオフィスに乗り込んだ挙句、捜査局員を人質に篭城してしまう。真犯人を探しだし、自分の無実を証明しようとするローマンは、他の地区の凄腕交渉人クリス・セイビアンを逆指名し、交渉を開始。事件の真相を暴こうとする。
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ストーリーに派手さはないものの、緊迫感のある展開で、なかなかおもしろかった。交渉人VS交渉人とゆうのも見応えがあってよい。どっちも凄腕だし。交渉人を演じたサミュエル・L・ジャクソンとケヴィン・スペイシーの演技がまた甲乙つけがたく、楽しめた。


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