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第9地区 [映画]

映画の日、映画『第9地区』を観た。
監督はニール・ブロンカンプ。
製作はピーター・ジャクソン、キャロリン・カニンガム。

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南アフリカ・ヨハネスブルグ上空に正体不明の巨大宇宙船が現われた。しかし、エイリアンは襲撃しに来たわけではなく、宇宙船の故障でただそこに漂着しただけだった。やむを得ず彼らを難民として受入れることに。それから20数年後。共同居住区“第9地区”はいまやスラムと化し、地域住民の不満は爆発寸前に。そこで超国家機関MNUは、エイリアンたちを新たな難民キャンプへ強制移住させることを決定。プロジェクトの最高責任者に抜擢されたエイリアン課のヴィカスは、さっそく彼らの住居を訪問し、立ち退きの通達をして廻る。ところがその最中に、不注意から謎の液体を浴びてしまう・・・・。
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エイリアンが襲撃しに来る映画は今までにも何度も観ているが、エイリアンが難民として地球に住んでいる(しかも20数年も!)とゆう設定がまずおもしろい。それと、非現実的な設定の内容なのにドキュメンタリーっぽい撮り方をしているのもおもしろいと思った。ストーリーはアパルトヘイトを思い起こさせるような社会派ストーリー?なのかと思いきや、アクションあり、SFあり、ドラマあり、グロあり、とゆうなんとも云い難いごった煮的なてんこ盛り作品になっていて、それらを勢いでダーンと作った感じ(わかりづらい説明でごめん)。好き嫌いはわかれるかなと思う。私は好きなほう。最近の映画にありがちなリメイクものではなく、過去の作品の続編でもなく、ベストセラー小説の映画化でもなく、日本のアニメが原作とかでもない。作品自体にオリジナリティがあり、有名監督が撮ったわけでもなく、出ている俳優さんたちも全くの無名とゆう作品でここまでのものを作ったことを評価したい。ただねー、映像がグロい。ここまでやるかってくらい目を覆いたくなるようなシーンがそこかしこにあるので、そうゆうのが苦手な方にはまったくもっておすすめできない。この映画を観ていて、なんとなく『アバター』を思い出しちゃったのだけれど、あの作品は美しい映像が印象的だったのに対して、『第9地区』はとことん汚く、憎悪と蔑みが渦巻くダークな映像が印象的。でもどちらも“差別”とゆうのが大きなテーマになっていることは確か。自分と違う存在に対する恐怖、見たくないものに対して壁を作り閉じ込めるとゆう感覚。時にヒトは差別する側に立ち、またある時は差別される側に立つ。それは誰にでもあることだと思う。主人公のヴィカスの気持ちを考えると、なんだか切なくもなるのだった。


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あっこ

o-keiママさん、
nice!ありがとうございます。
by あっこ (2010-05-10 19:14) 

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